にんじんの皮むき おしごと
- imsakaruizawa
- Aug 16, 2025
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にんじんの皮むき ― 日常の中にある、 モンテッソーリのおしごと
キッチンでにんじんの皮をむいていると、「やりたい!」と子どもが寄ってくることがあります。
つい「危ないよ」「まだ早いかな」と思ってしまうこの場面こそ、モンテッソーリ教育では大切なおしごとのひとつです。
「皮むき」は立派なモンテッソーリのおしごと
モンテッソーリ教育では、子どもが大人のしていることに強く惹かれる時期をとても大切にします。
にんじんの皮むきには、実はたくさんの学びが詰まっています。
片手でにんじんを支える
もう一方の手でピーラーを動かす
力を入れすぎない
手元をよく見る
皮がむけた変化に気づく
これはすべて、手と目と頭を同時に使う高度な活動です。
教える必要はありません
モンテッソーリのおしごとで大切なのは、「説明しすぎないこと」。
まず大人が、
ゆっくり
静かに
最小限の動きで
皮をむいて見せます。
言葉はほとんどいりません。子どもは驚くほどよく見ています。
そのあと、「やってみる?」と声をかけるだけで十分です。
失敗も、学びの一部
皮がうまくむけなくても、途中で折れてしまっても、にんじんが短くなってしまっても大丈夫。
それは失敗ではなく、**「自分でやった経験」**です。
モンテッソーリ教育では、結果よりもプロセスを大切にします。
「できた・できない」よりも、「やってみた」こと自体が価値なのです。
子どもの中に育つもの
にんじんの皮むきという小さなおしごとから、子どもの中にはこんな力が育っていきます。
集中する力
手先の器用さ
自分でできたという自信
家庭の一員としての誇り
そして何より、「自分は役に立っている」という感覚。
これは、自己肯定感の大切な土台になります。
日常こそ、最高の教材
特別な教具がなくても、高価な道具がなくても、キッチンにあるにんじん一本で、モンテッソーリのおしごとは始められます。
忙しい毎日の中でこそ、ほんの少し立ち止まって、子どもに任せてみる。
その時間が、子どもの未来につながっていきます。


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